栄養豊富で料理に彩を与えてくれるトマトですが、食べ過ぎるとアレルギー症状を引き起こす危険があるのを知っていますか?
今までトマトを食べてなんともなかった人でも、ある日突然、蕁麻疹などの症状が出る可能性があるので注意が必要です。
アレルギーを防ぐにはトマトを食べ過ぎないことが大切なので、1日の適量が何個か気になりますよね。
当記事ではトマトを食べ過ぎると起こるアレルギーの症状や、1日の適量についてお伝えします♪
トマトを食べ過ぎると起こる、アレルギー症状とは?
トマトアレルギーはナス科のアレルギーを持つ人が発症しやすいですが、食べ過ぎるとアレルギー持ちでない人も症状が出る可能性があります。
トマトが原因で起こるアレルギーは認知度が低いので見落としがちですが、トマトを食べた後4時間以内に
- 全身の蕁麻疹
- 皮膚の赤身
- 喘息
- 嘔吐、下痢
- 口の中のかゆみ、イガイガ
といった症状が出た場合、原因の一つとしてトマトの摂取を疑いましょう。
トマトには“仮性アレルゲン”といわれる、ヒスタミン・セロトニン・アセチルコリン・サリチル酸化合物が大量に含まれています。
仮性アレルゲンは人間の組織内にも存在している化学物質ですが、大量に摂取すると体内で過度に活性化し、アレルギーと似た症状を引き起こします。
食べれば食べるほどアレルゲンを摂取することになるので、食べ過ぎるとアレルギー症状が出る確率が高まるといえるのです。
トマトの適量は1日1個、ミニトマトは1日10個まで
トマトに含まれる仮性アレルゲンが原因でアレルギー症状が出るのは、
- 大量に摂取した
- 毎日適量以上の摂取し続けた
- 体調が悪い時、一定量以上を摂取した
といった場合なので、仮性アレルゲンの過剰摂取に気をつけてトマトを食べていれば、症状が出る可能性は極めて低くなります。
仮性アレルゲンの摂り過ぎを防ぐ目安となる、トマト・ミニトマトの1日の適量は以下のとおり。
- トマト ⇒ 1日1個
- ミニトマト ⇒ 1日10個
アレルギーが心配な方は、体調が悪い時はトマトの食べる量を減らすに越したことはないのですが…
トマトは水分豊富で、菌やウイルスに対する免疫力を高める“リコピン”も多く含まれているので、体調不良時に積極的に食べたい野菜ともいえます。
トマト1日1個・ミニトマト1日10個までなら、体調が悪くてもアレルギー症状は起こりにくいので、適量厳守で積極的に食べても良いでしょう。
加熱調理すればアレルギー症状は防げる!
トマトに含まれる仮性アレルゲンによるアレルギー症状を防ぐには、適量を守って食べるのはもちろん加熱調理も有効です。
しかもトマトを加熱調理すれば、トマトに多く含まれる栄養素・リコピンの吸収率が高まるメリットもあります。
体調が優れない時は焼きトマトやホットトマトジュースといった、トマトを温めたメニューがおすすめ。
アレルギーの発症を防ぐのはもちろんリコピンによる抵抗力アップの恩恵も得られるので、一石二鳥ですね!
まとめ
トマトを食べ過ぎると仮性アレルゲンの大量摂取につながり、アレルギー症状を引き起こす危険性が高くなります。
アレルギー症状を防ぐにはトマト1日1個(ミニトマト1日10個)の適量を守り、体調が優れない時は加熱調理して食べることが大切。
美味しくて栄養豊富なトマトだけに、アレルギーが危険だからといって避けるのではなく、食べ方に注意して上手に付き合っていきましょうね!