皮ごと調理したり、皮を剥いてから調理するさつまいもですが、野菜は皮にも栄養が多いといわれています。
栄養の面を考慮すると、さつまいもは皮ごと食べた方が良いのでしょうか?
またさつまいもは生で食べても良いのかや、正しい洗い方についても知っておきたいところ。
今回さつまいもに関する疑問で、
- さつまいもを皮ごと食べるメリットは?
- 皮付きさつまいもの正しい洗い方が知りたい!
- さつまいもを生で食べるとどうなるの?
上記の内容の回答をまとめていきます。
さつまいもは皮ごと食べるべき?
野菜のほとんどは皮に多くの栄養が含まれていますが、さつまいもも例外ではありません。
皮に多くの栄養が含まれているので、できれば皮ごと食べるのがおすすめです。
さつまいもを皮ごと食べた時に摂取できる栄養と、そのメリットがこちら。
便通解消
さつまいもには便の嵩ましをして腸のぜん動運動を促す、不溶性の食物繊維が多く含まれています。
また皮付近に多く含まれるヤラピンという成分も緩下剤として作用するため、便秘に悩んでいる人にはもってこいです。
ダイエット効果
便秘解消すれば体内の老廃物を輩出できるのでダイエットに繋がりますし、さつまいもに含まれるクロロゲン酸が脂肪をつきにくく、燃やしやすくしてくれます。
さつまいもの皮にはビタミンCやカルシウムが豊富に含まれているので、アンチエイジング効果も期待できます。
女性の方は特に、さつまいもは皮ごと食べるのがおすすめだといえるでしょう。
さつまいもの洗い方
さつまいもを皮ごと食べるなら、汚れや農薬を可能な限り落としたいですよね。
ボコボコしてて洗いにくいさつまいもですが、今から紹介する2つの洗い方を行えば、簡単・確実に汚れを落とせます。
水に浸けてから洗う
- 洗い桶に水を張り、さつまいもを10分ほど水に浸ける(汚れがひどいさつまいもは、2~3時間浸ける)
- 汚れの浮いたさつまいもを流水で流しつつ、手のひらも使って擦り洗いする
たわしやブラシで洗う
- 目で見て泥がなくなる程度まで、さつまいもを手で洗う
- さつまいもの溝や汚れの強い部分を、たわしやブラシを使い擦り落とす
水に浸ける洗い方は汚れが落ちやすいのでおすすめではありますが、時間がない時はたわしやブラシで擦る洗い方でも十分汚れは落とせます。
ただ、たわしやブラシはさつまいもの皮を傷つけてしまう恐れもあるので、擦る時は力を入れ過ぎないようにしてくださいね。
さつまいも、生で食べるとどうなる?
日本にはさつまいもを生で食べる習慣がないですが、韓国など外国では生のさつまいもを使った料理があります。
そもそも日本人がさつまいもを生で食べないのは硬くて・甘くなくて美味しくないからで、さつまいも自体は生で食べてお腹を壊すような有毒な成分は含まれていません。
さつまいもは加熱してはじめて甘く・柔らかくなるので、生で食べると食感や甘みは大きく変わりますが…
それでも生で食べたい人は、こちらの食べ方がおすすめです。
生さつまいもディップ
調理の手順は簡単で、生のさつまいもをよく洗った後スティック状に切るだけ。
ディップのソースは、マヨネーズでもいいですし、
- 味噌マヨ
- 七味マヨ
など、マヨネーズにお好みの調味料を混ぜるだけでOK。
さつまいもは生で食べるとたんぱくな味になるので、ディップはちょっと多めがおすすめ。
さつまいも以外にきゅうりやニンジンのスティックも用意し、味の違いとシャキシャキ食感を楽しみましょう。
ちなみに生のさつまいもはデンプンが多く含まれているので、体質によってはお腹を下すこともあります。
初めて食べる時は、食べ過ぎてお腹を下さないよう気をつけてくださいね。
まとめ
さつまいもは皮ごと食べる方がおすすめで、便秘解消やダイエット効果がより高まります。
皮ごと食べる時は土や汚れをしっかり落とした後に加熱すべきですが、洗い方も
- 水に一定時間浸けた後に洗うだけ
- たわしやブラシで優しく擦って洗うだけ
と簡単です。
また、さつまいもは生で食べることもできますが、加熱した方が美味しく、色んなバリエーションで調理できるのは確かです。
さつまいもを大量におすそ分けしてもらった時以外は、あえて生で食べる必要はないでしょう。