人参を調理に使おうと思ったら、表面(皮)がぬるぬるしていた経験はありませんか?
腐っているわけでなさそうだけど表面、皮の部分がぬるぬるしている場合、その原因だったり調理に使っても良いものか気になりますよね。
また人参が腐っている場合の見分け方も知っておきたいところ。
当記事では人参の表面(皮)がぬるぬるする原因と、腐っているかの見分け方をまとめていきます。
人参の表面(皮)がぬるぬるする原因とは?
スーパーなどで購入した人参を保存して、調理に使おうと取りだした際に表面がぬるぬるすることがあります。
人参の表面(皮)のぬめりは保存後1週間程で現れる場合もあるので、腐るにしては早く、食べれるのか不安になりますよね。
人参の表面がぬるぬるする原因は、人参に含まれている糖質(でんぷん)や水分です。
糖質が原因でぬるぬるになる場合
人参は糖質(でんぷん)が多い野菜なので、保存している最中に皮を越えて表面まで、でんぷん質が染み出してきます。
でんぷんは糖質なので雑菌がわきやすいため、人参の表面に細菌が増えてぬめりが発生します。
水分が原因でぬるぬるになる場合
スーパーなどで人参を購入した後、袋に入れたまま保存してしまうと、人参から出た水分が袋の中に溜まって湿度が高くなります。
その結果、人参の表面に雑菌が増えてぬるぬるが発生する場合もあります。
表面(皮)がぬるぬるする人参は食べれるの?
人参の表面がぬるぬるする原因は雑菌の繁殖ですが、必ず処分しないとダメなわけではありません。
雑菌が繁殖しても、すぐにぬるぬるを洗い流せれば雑菌を取り除くことができ、調理に使えます。
ただし一度ぬめりが発生した人参を生で皮ごと食べるのは危険なので、念のため皮を剥いて、加熱調理してから食べるようにしましょう。
一度ぬめりが発生した人参は傷みやすいので、ぬるぬるを洗い流した後はすぐに食べ切るようにしてください。
また、きれいに洗い流してもぬるぬるが取れない時や、次で紹介する腐っている条件に当てはまる場合、残念ですが人参は雑菌が原因で腐っています。
無理に食べるとお腹を壊す危険性があるので、食べずに処分してくださいね。
腐ってる人参の見わけ方は?
人参の食べられる・食べられないを見極めるため、腐ってる人参の見分け方をまとめておきます。
- 洗っても表面のぬるぬるがとれない
- 酸っぱい(酸味のある)臭いがする
- ドロッと溶けている部分がある
- 表面に緑や白のカビが生えている
- 表面を押すとブヨっと凹む
上記の特徴がみられる人参は、腐っていると判断していいでしょう。
他にもシナシナでやわらかい人参を見かけることがありますが、これは腐ってるのではなく水分が飛んで乾燥しているだけです。
カビや異臭がなければ加熱すれば食べられるので、見た目に抵抗がなければ食べて問題ないといえます。
基本的に人参が腐るとパッと見ただけで「普通ではない」と判断できるので、誤って腐った人参を食べる危険性は低いはずです。
まとめ
人参の表面(皮)がぬるぬるする原因は細菌ですが、洗ってぬめりを取り除けた場合、加熱調理で食べられます。
また腐った人参とそうでない人参は違いがはっきり分かるので、腐っているかの見分け方を覚えておけば、すぐに食べれる・食べれないの判断はできるはず。
少しのぬめりや変色で捨ててしまうのはもったいないので、腐っている条件に当てはまらない人参は、できる限り加熱調理して食べるようにしましょう。