かぼちゃは種とワタを取り除いた実だけを食べるものだと思っているかもしれませんが、種も栄養満点で食べられます。
今まで捨てていた種が食べれると分かれば保存方法が気になりますが、そもそもかぼちゃの種を食べる時、殻も食べるのでしょうか?
またスーパーなどで購入したかぼちゃから取った種を植えると、育って立派なかぼちゃになるでしょうか?
当記事では、かぼちゃの種の保存方法や食べ方、栽培できるのかについてまとめています。
かぼちゃの種、日持ちする保存方法
まず、かぼちゃの種を取り出し、保存するまでの手順がこちら。
- かぼちゃから種とワタをスプーンなどでくり抜き、ワタとぬめりを水できれいに洗い流す
- 種の水気をキッチンペーパーで拭き取り、お皿やザルに重ならないように並べる
- 窓際など日光が当たる場所で、2~3日間放置して乾燥させる
- 乾燥した種を袋に入れ、野菜室で保存
一つのかぼちゃから大量の種が取れますが、美味しいのはふっくらした分厚い種のみで、殻の中身が大きく食べ応えがあります。
かぼちゃの種は取れたもの全てを保存せず、美味しそうなものだけを洗った後に選別し、乾燥させてから保存しましょう。
しっかり乾燥させたかぼちゃの種を今回紹介した保存方法で野菜室に入れておけば、1年は日持ちします。
かぼちゃの種は植えると育つ?
かぼちゃの種を保存する時「この種、埋めると育つの?」と疑問に思うかもしれませんが、市販のかぼちゃから取った種も植えると育ちます。
特に成熟したかぼちゃから取ったふっくらした分厚い種は、元気に育って立派なかぼちゃになる可能性が高いです。
もちろん絶対に育つと保証はできませんが、かぼちゃを自分で育てたい方は先程紹介した保存方法で種を保管し、春先にプランターに埋めてみましょう。
ちなみに保存後5年経過したかぼちゃの種でも、植えると育つと確認されています。
”発芽能力のあるかぼちゃの種=食べられるかぼちゃの種”ともいえるので、かぼちゃの種が超長持ちするのも納得ですよね!
かぼちゃの種は食べることも植えることもできるので、とりあえず乾燥させて保存した日を袋に記入し、野菜室に入れておきましょう。
かぼちゃの種は殻も食べるべき?
かぼちゃの種は以下の食べ方をすれば、殻ごと食べられます。
- 乾燥させたかぼちゃの種を油で素揚げする
- 乾燥させたかぼちゃの種を乾煎りし、パリパリにする
※お好みで塩などをまぶせば、パリパリとしたおつまみに変身します
ただ種が入っている殻は硬くて食べにくく、口に残るので食べずに処分するのがおすすめです。
食べても害はないですが、栄養豊富なわけでもないので、食べにくいものを無理して食べる必要はありません。
(そもそも市販の”かぼちゃの種”は、全て殻がむいてありますし…)
かぼちゃの種の殻は乾燥させた後に立てて口に入れ、歯で噛んで割ると簡単に中身を取り出せます。
かぼちゃの種の中身は、硬い殻と違って柔らかくて美味しいので、つい食べ過ぎてしまわないように注意してくださいね(^^)/
まとめ
かぼちゃの種は適切な保存方法をおこなえば最低でも1年日持ちしますし、食べる時も育てる時も保存方法は一緒です。
かぼちゃを切った後、種をきれいに水洗いして水気を拭き取ってから、ふっくらした分厚い種だけを厳選し、まとめて乾燥しておきましょう!
保存した種ですが、食べる時は殻を割って中身を取り出す、育てる時は春先まで待ってから土に埋めるのがおすすめです。