スーパーでよく見かける、半分や4分のサイズで売られているカットかぼちゃ。
サイズ感がちょうど良く値段も手頃なので購入している人は多いと思いますが、カットかぼちゃは切る前の状態と比べ保存方法や賞味期限が変わります。
またカットかぼちゃは調理前に洗うべきなのか、知っておきたいところ。
当記事ではカットかぼちゃの保存方法や賞味期限、調理前に洗うべきなのかについてまとめていきます。
カットかぼちゃの保存方法【冷蔵・冷凍】
購入したカットかぼちゃは、そのまま冷蔵庫に入れて保存しそうですが、種やワタがついた状態のまま保存するのはNGです。
種・ワタを取り除かずに保存すると、傷みが進行しやすいので日持ちしなくなります。
カットかぼちゃを保存する場合は冷凍・冷蔵関係なく、保存前の下処理として種とワタをスプーンできれいにこそぎ取る作業が必要です。
⇒かぼちゃの種、保存方法は?植えると育つの?殻も食べるべき?
カットかぼちゃは実と皮だけの状態にしてから、正しい保存方法で冷蔵・冷凍してください。
冷蔵庫での保存方法
- カットかぼちゃの種とワタを取り、隙間なくラップで包む(かぼちゃに水気が多い場合、キッチンペーパー等で拭き取っておく)
- 野菜室に入れて保存
冷凍庫での保存方法
- かぼちゃを皮までしっかり洗う
- 調理に使うサイズにカットし、水気をキッチンペーパー等でふき取る
- ジップロック重ならないように並べ、できるだけ空気を抜いて冷凍庫で保存
冷凍する場合、あらかじめ加熱すれば細かくカットしやすくなり、解凍時に水っぽくなるのも防げます。
加熱には電子レンジを使い、柔らかくなりすぎない程度に温めましょう。(1/2サイズで600w5分)
冷凍かぼちゃは解凍せずそのまま調理に使えるので、保存時に水気をしっかりと拭きとり、かぼちゃ同士が引っつかないようにジップロックに入れるのがポイント。
加熱したかぼちゃを冷凍保存する際、ラップに包んだ後に潰してから冷凍庫に入れておけば、サラダやポタージュに使えますよ。
カットかぼちゃ、サイズ・保存方法別の賞味期限
カットかぼちゃのサイズ、保存方法別の賞味期限がこちら。
- 種やワタを取る前(購入したまま)のカットかぼちゃ → 保存後24時間(冷蔵保存のみ)
- 種やワタを取り除き、1口サイズにカットしたかぼちゃ → 冷蔵保存:保存後2日、冷凍保存:保存後1カ月
- 種やワタを取り除いたカットかぼちゃ(1口サイズ以外) → 保存後5日(冷蔵保存のみ)
カットかぼちゃは断面がすぐ乾燥するので、断面が多いほど賞味期限も短くなります。
大きいかぼちゃなら乾燥した断面をそぎ落として食べられますが、1口サイズだとそうはいきません。
冷蔵保存するなら早めに食べ切きるようにするのはもちろん、すぐに食べる予定がない場合、保存方法は冷凍を選びましょう。
カットかぼちゃは調理前に洗うべき?
ワタや種がついたまま販売されているカットかぼちゃは、少なくとも切った断面は洗われていないはず。
皮についた農薬や汚れも洗い流されていない可能性が高いので、調理前に洗った方が安心・安全といえるでしょう。
(特に輸入されたかぼちゃは、皮に多くの農薬が付着している可能性が高いので洗うべきです)
カットかぼちゃを洗う時は皮はたわしで擦り、断面は流水で優しく擦りながら洗う程度でOK。
ちなみに冷凍されて売られているカットかぼちゃは、すでに洗って加熱したものなので、洗わずに使って問題ないですよ!
まとめ
カットかぼちゃは購入した状態のまま冷蔵庫に入れ保存すると日持ちしませんが、種をワタを取り保存すれば冷蔵で2~5日、冷凍で1ヶ月以上持ちます。
冷凍すれば賞味期限が一気に延びるので、すぐに使う予定がなければ、とりあえず冷凍保存しておきましょう。
カットして売られているかぼちゃは、洗わずに切られパック詰めされている可能性が高いです。
特に輸入物かぼちゃの皮には農薬が付着している危険性が高いので、調理前に丁寧に洗うようにしてくださいね。